Nº 15 バターケーキの型

初代が残した逆台形のブリキ型と 時代を写して焼かれる洋菓子 「ブリキ型」用途の分からない物も 新洋軒のキッチンには用途の分からない古い道具が数多く残されています。初代が「作りたい料理のためには必要な道具を揃える」という、 …

Nº 14 百年前のお花見

経塚山の若桜と、和洋折衷が物語る百年前の春 横浜修行と二つの店舗の始まり 横浜での厳しい修行を終えた初代、村越惣次郎は、故郷である新井の地に戻り、精肉店と食堂を併設した「新洋軒」を構えました。さらにその後、最初の修行先で …

Nº 13 シュークリームは季節商品です

店頭の張り紙が告げる、季節限定の洋菓子の記憶 短くなった販売期間 昭和三十年代に新洋軒の人気商品として定着したシュークリームは、現在に至るまで、温かい時期は製造を行わない季節商品です。以前の名入ナプキンでご紹介したように …

Nº 10 サンドウヰツチ 四五

新洋軒のメニューを読解 〜 激動の日本、パンメニューを牽引した「エツグサンド」 昭和十年代のメニュー表と四十五銭の価格 新洋軒に保管されている最も古い縦書きのメニュー表には、「サンドウヰツチ」という品書きが印刷されていま …

Nº 8 鋳物の銘機「THE Fuji」コーヒーミル

昭和の東京オリンピックの年に厨房へ迎えられた鋳鉄の機械 コーヒー文化の開花と東京での修行 昭和39年の東京オリンピックが開催された年、新洋軒は新しい店舗を構え、第二創業期とも呼べる大きな転換期を迎えます。喫茶の文化が花開 …

Nº 7 九谷焼のスキー図 特注酒器

小出雲坂を滑り降りた先に待つ、熱々の肉料理と文明の味 雪山を滑る緑のスキーヤー  少し黄味を帯びた温かな白釉の肌に、緑色のウェアを着たスキーヤーが気持ちよさそうに滑降しています。轆轤(ろくろ)の目が強く残る凹凸の激しい器 …