Nº 12 マッチ箱ミュージアム

新井町が市制を施行して「新井市」になったのは昭和29年(1954年)11月です。ここにあるマッチ箱はすべて「昭和29年〜昭和38年」という、このわずか9年の間に、新洋軒がどれほどのスピードで業態が変化し、デザインを変えていったのか。歴史的背景(市制施行、電話回線の進化)を掛け合わせた年代推測の集大成を、町の移り変わりを想像しながらご覧ください。

黎明期:市制施行と駅前店の活気(昭和29年〜昭和31年頃)

  • 新洋軒
  • あらい市 電 本店 一四九 駅前 四五四 料理
  • 新洋軒
  • 推測:昭和29年〜30年頃。 市制施行直後で、まだ「あらい市」と平仮名で馴染ませている点や、漢数字の「電」表記から、最も古い(市制施行直後)と推測されます
  • 喫茶 食堂
  • RESTAURANT 新洋軒
  • 新井市朝日町 TEL.149番
  • 新井市駅前 TEL.454番
  • 信越線田口駅前 妙高温泉 TEL.4番
  • 推測:昭和30年頃。 漢字の「新井市」に定着。田口駅(妙高高原駅)前の妙高温泉への展開が記載された非常にレアな時期です。
  • 喫茶 軽食 新洋軒
  • 新井市 本店 TEL 149 駅前TEL 454
  • RESTAURANT
  • SHINYOKEN
  • 推測:昭和30年〜31年頃。 ローマ字が加わり、少しモダンなレストランの要素を押し出し始めました。
  • 喫茶 軽食 新洋軒
  • 新井市 本店 TEL 149 駅前TEL 454
  • RESTAURANT
  • SHIN-YOKEN
  • 推測:昭和30年〜31年頃。「新館」の記載がないため、時系列としては新館ができる前のこの時期に該当すると推測されます。

拡張期:新館(お座敷)の誕生とデザインの試行錯誤(昭和31年〜昭和37年頃)

推測:昭和31年〜昭和34年頃。 新館がオープンし、新洋軒が「お座敷でのすき焼」という伝統と、「Tea Room」という最先端のカフェ文化を同時に提供していた時期です。デザインやキャッチコピーを次々と変えてお客様を楽しませていました。

  • 新洋軒
  • 新井市
  • すき焼
  • 本店 149 新井駅前 454 新館 560
  • お食事と喫茶
  • 新洋軒
  • 新井市本店 TEL.149 駅前 TEL.454 新館 TEL.560
  • RESTAURANT
  • Tea Room SINYOKEN
  • お食事と喫茶
  • 新洋軒
  • 新井市本店 TEL.149 駅前 TEL.454 新館 TEL.560
  • RESTAURANT
  • Tea Room SINYOKEN

推測:昭和35年〜昭和37年頃。 遊び心あふれる様々なキャッチコピーから、「RESTAURANT」と「COFFEE」という、洗練された洋食と喫茶の2本柱へとブランドの軸が定まっていった時期です。

  • 新洋軒
  • 新井市 本店 TEL.149 駅前 TEL.454 新館 TEL.560
  • RESTAURANT
  • COFFEE
  • 新洋軒
  • 新井市本店 TEL.149 駅前 TEL.454 新館 TEL.560
  • RESTAURANT
  • COFFEE
  • 新洋軒
  • 新井市本店 TEL.149 駅前 TEL.454 新館 TEL.560
  • RESTAURANT
  • Coffee
  • RESTAURANT
  • 新洋軒
  • 新井市本店 TEL.149 駅前 TEL.454 新館 TEL.560
  • Coffee Shinyoken
  • 新洋軒
  • 新井市本店 TEL.149 駅前 TEL.454 新館 TEL.560
  • RESTAURANT
  • coffee SHINYOKEN

統合期:鉄筋コンクリート本店への建て替えとモダニズム(昭和38年)

確定:昭和38年。 本店の近代的な建て替えに合わせて、菊池氏の洗練された意匠へと統合されました。また、この年に電話番号の桁数が増え(149→2149など)、局番(72)が付与されたというインフラの歴史も同時に証明しています。

  • レストラン 新洋軒
  • 新井市朝日町・TEL (72)2149・2454
  • RESTAURANT SHINYOKEN